初めて介護の仕事に従事する場合、学ぶことが多く、新しい知識や技術を習得する度にできることが増えていくので、面白さを感じられます。それがやりがいになって介護の仕事に積極的になる傾向も少なくないようです。しかし、次第に学ぶことが減っていくと業務がマンネリ化してしまい、やりがいを見失ってしまうことがあります。
もともと介護に対して高い志を持っていた人の場合は、多くのことを学ぶに連れてプロ意識が芽生えてくるので、このような状況も難なく脱却できますが、あまり仕事にやりがいを感じられなくなった場合は、「自分は介護のプロだ」ということを意識して仕事に取り組むようにしなければなりません。プロとして介護を行えば、目標に対して良い結果を出すための責任感が生まれてきます。そして、結果を出すことに執着すれば、仕事にやりがいを生み出すことが可能になります。
ですから、まずは結果を評価するための目標を予め設定するようにしましょう。目標は個々の利用者ごとに異なったものを設定したほうがいいかもしれません。何を達成すれば満足してもらえるのかについては、利用者の方の様子を見ながらよく考えてみましょう。そして、立てた目標に対して最善の介護を行っていくことを意識すると、一つ一つの仕事のクオリティーが上がるはずです。また、その取り組みが評価されると仕事に対するモチベーションも回復するのではないでしょうか?
このような方法は、プロとしての自覚を強めたり、目標意識を高めるのにも有効です。そしてやりがいを見出だせると、また新たに結果を出せるように努力しようという気持ちが起こるので、仕事に対しての姿勢もポジティブになります。